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石川漆工房 見学 [川那辺 編]

みやびはんTeam.Y 川那辺です。
先日、京漆器の石川漆工房さんを見学してきました!
(非常に面白くて勉強になる見学でしたの短くまとめられませんでした。ぜひお時間のある時に読んでいただけると嬉しいです。)

皆さんは京漆器と聞いて何を思い浮かべられますか?
今の季節だとおせち料理の重箱やお椀が身近でしょうか?
私は高価で扱いが難しそうというイメージもありました。



京都の伝統産業の多くは分業で成り立っていると耳にしたことがあります。
分業の良さは工程を分けることで、それぞれの水準が上ることにあります。
1人で全ての工程を高い水準で仕上げるより
1人で1つの工程を高い水準に仕上げる方が
作業効率もよく、品質水準を保ちやすい。

そして、何人もの職人の手に渡るということは自分の工程がうまくいっていないと、次の工程の人に迷惑がかかる。だから自分の仕事をしっかりして次へと繋ぐ。
職人の心意気ですね。

しかし裏を返すと自分のところへ来た物の水準にバラつきがあった場合、その後の工程すべてに影響が出てきます。


石川漆工房さんでは土台・塗り・加飾と製品化されるまでの全工程を行われています。
一つの建物の中で分業することで分業の良さと、全ての工程を石川さんがチェックでき、納得した製品ができるスタイルで作られています。
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また、思い出工房という古くなって傷んだ漆器の修理も手掛けられています。
これも全行程に携われている石川さんならではのお仕事ですね。



ご存知かもしれませんが、簡単に漆のご説明をさせていただきます。
漆とは東洋に生息する漆科の木の幹を傷つけて、そこから出る樹液が原材料です。1日に180㏄程しか取れ無いという貴重な物です。
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幹から出てきた時は透明ですが、空気に触れるとすぐに乳白色→焦げ茶色になって行きます。
樹液そのままでは不純物が含まれていますので精製して、顔料を加えることで黒や赤など色漆にすることができます。色を付けていない物は拭き漆と呼ばれる木目の見える漆器です。
現在日本で使用されている漆の9割以上は中国産ですが、精製して塗料としての漆に仕上げるのは日本でしていますので中国産日本製「漆」と言うことになります。



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1階では主に土台を作成されていまして、この日は丸盆や再来年の五月人形に使用される箱を作られていました。

2階では先程の丸盆のエッジを丸めたり、水平かなど微調整をされていました。
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3階がメインの塗装場です。こちらではエア式の吹き付け塗装を採用されています。
当日はたまたま機械の調整をされていたために入室させて頂きましたが、本来は社内の方でもそうそう入れる場所ではありません。(外部から埃が入るのを防ぐため)
大きな換気扇のような機械があり、吹き付けた塗料が拡散せず吸い込まれる仕組みになっています。
さらに奥には塗装した物を乾わかす部屋があります。
乾燥と言っても漆は水分が蒸発して固体化するわけではなく空気中の水蒸気が持つ酸素と結合することで固体化(乾く)します。このため、床下の穴から水蒸気が出る仕組みで部屋の湿度を上げていらっしゃいます。


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2階別室では、乾わいた物に絵付けをされています。この日はお正月用の干支の入った柄をシルクスクリーンで版画をするように絵付けされていました。
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さらに2階別室では五月人形の漆が塗り上がった物に金色の装飾を取りつけられていました。



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その後、色々な製品を見させていただきましたが漆について勉強させて頂き、一つ一つの工程を見た後では漆器に対する親しみが全く違ってきます。
石川漆工房さんでは1人の職人さんが塗りをして絵付けをして作品に仕上げているスタイルではなく、
オリジナルの機械や吹き付け塗装を採用することで効率よく作られています。
石川さんは「もっと日常で漆器を使って欲しい」とおっしゃっていましたが、
漆器の良さを知った今、
石川漆工房でつくられている製品は非常にクオリティと値段のバランスが素晴らしいと思います。
ぜひ皆さんも日常生活に京漆器を取り入れてみやびな生活をお楽しみください。


※石川光治さんは平成27年2月17日にお亡くなりになりました。
この記事は、ご親族からご承諾を頂いて、引き続き掲載させていただいております。
故人のご冥福を心よりお祈りいたします。


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by 381han | 2013-12-10 13:00 | [Team.Y] 川那辺 藍